よく、「私は『株式会社何某の社員』です!」という方がいらっしゃいますが、

よく、「私は『株式会社何某の社員』です!」という方がいらっしゃいますが、

そ...よく、「私は『株式会社何某の社員』です!」という方がいらっしゃいますが、

そういう人に対して、あなたは何株お持ちの株主(社員)なのですかというのは、

イヤミになるのでしょうか? それとも、その方は商法を知らないということを恥さらしをしているかわいそうな人なのでしょうか?

 

また、個人的に所有している株券がたとえば、ソフトバンクとかヤフーなど上場している会社の株を所有している場合、

その会社に就職していなくても、私はソフトバンク・ヤフーの社員です!と言って歩くのは、社会通念上と商法上からみて

みなさんの意見をお聞かせください。

 

 

実際に上場企業の株券を持っているわけなので、株式会社○×の社員です!と言っても商法(会社法)上の問題では問題はないはずだと思うのです。

 

 

私の持論なのですが、会社の社員という言い方に疑問があります。

 

 

従業員株主会で1株でも持っていれば、社員ですが、1株も持っていないのであれば従業員という言い方が適切なのではないでしょうか。

 

 

お説ごもっともです。

 

 

 

ただし、

>実際に上場企業の株券を持っているわけなので、株式会社○×の社員です!と言っても商法(会社法)上の問題では問題はないはずだと思うのです。

 

 

 

という点については、仮に会社法上の問題がなくとも、信義則上の問題はあると思います。

 

 

 

「社員」という言葉を通俗的に従業員に対して用いる人が極めて多い中、意図的に誤解を与える行為のように思います。

 

 

ちなみに、私が社員という言葉を使うのは、

人的会社の社員

に対してだけです。

 

 

 

株式会社等の場合、株主という明確な言葉が存在するからです。

 

 

個人的には、社員という言葉を従業員に使う俗習は望ましくないと思います。

 

 

 

しかし、一方、「社長」という通俗的な言葉も存在します。

 

 

 

社員も社長もこれだけ一般化してしまうと、許容せざるを得ないのではないかと思います。

 

 

心ある、教養ある人たちは、世俗に流されず、正しい言葉遣いに努めてほしいと思います。